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クラミジアや他の性病にかかるとHIVの感染力が上がる

2019年12月14日

HIVの主な感染経路は性行為ですが、クラミジア・淋病・梅毒・性器ヘルペスなどの他の性病も性行為によって伝染をします。このため、HIV陽性の人は他の性病も陽性反応が出るケースが少なくありません。コンドームを着用せずに1回の性交で伝染をする確率はHIVは1%かそれ以下ですが、淋病や梅毒は30~50%と非常に高いことが知られています。

健康な人が1回の性行為によってHIVに感染をする確率は1%以下で非常に低いのですが、他の性病に感染して炎症を発症している場合はHIVの感染力が上がってしまいます。例えば女性がクラミジア感染症で膣炎を発症している場合には、性行為でHIVに感染する確率が4~5倍に上昇するといわれています。この理由は、他の性病で炎症が起こると免疫力が低下してしまうからです。

逆にエイズの症状で免疫力が低下すると、他の性病に感染したり発症しやすくなります。例えばエイズを発症して免疫力が低下すると単純ヘルペスウイルスが活性化して発症しやすくなり、他の人に性器ヘルペスを感染させてしまう恐れがあります。

HIVの感染を防ぐためには、クラミジアや他の性病を予防することが大切です。クラミジア・梅毒・淋病などは、いずれも抗生物質で完治させることが可能です。女性がクラミジアを発症しても自覚症状が出にくいため、気づかずに放置するケースは少なくありません。近年は国内で10代後半~20代の女性の間でクラミジア感染者が増えており、問題になっています。

クラミジアは自覚症状がなくても膣炎などを起こしている恐れがあり、HIVの感染力が高くなってしまいます。自覚症状が出にくいクラミジアを予防するためには、クラミジア検査を受けることが大切です。最近はネット通販で自宅で性病のチェックができる検査キットが販売されているので、自分でスクリーニング検査をすることが可能です。

一般的に性的に活発な人は、HIV以外に他の性病に感染をしている可能性が高くなります。実際にHIV陽性反応が出た人は、クラミジアや梅毒など他の性病に感染していたというケースは珍しくありません。このため、HIV検査を受ける場合には他の性病もチェックすると良いでしょう。保健所を利用すれば、HIV検査の他にもクラミジア検査も無料で受けられる場合があります。他の性病の陽性反応が出たら、すぐに病院で受診して抗菌剤を服用して治療をする必要があります。

性病というと多くの人はエイズのように命にかかわる危険な病気を思い浮かべますが、クラミジアや淋病などの病気も性行為によって感染します。細菌が原因で発症する性病の多くは抗菌剤を服用すれば完治させられるので、命の危険がない場合があります。それでも炎症を発症して免疫力が低下することで、HIVのような危険な性病に感染するリスクを高めてしまいます。HIVを予防するために、他の性病にかからないように注意しましょう。