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HIV陽性・・・生活は?仕事は?どうなるの?

2019年11月14日

検査を受けてHIV陽性の結果が出た場合、専門病院を受診して精密検査を受けてから医師と相談して治療方針の説明を受けます。HIV陽性でも免疫力が低下していなければ、しばらくの間は専門病院に通院して検査を受けながら経過観察を続けることになります。治療開始前は採血のために毎月病院に通うだけで、日常生活を送ることができます。治療を開始するタイミングは人それぞれですが、CD4陽性リンパ球数がある程度の数を下回ってから服薬を開始します。治療を開始するタイミングや使用する薬については、事前に医師と相談をしながら決めます。

HIV治療の内容ですが、毎月病院で血液検査を受けて薬を処方してもらいます。処方された薬を毎日決まった時間に服用しますが、現在は1種類の錠剤を1日1回だけ服用すれば済みます。もしも薬を飲み忘れると有効成分の血中濃度が下がり、HIVが薬剤耐性を獲得してしまう恐れがあるので非常に危険です。このため薬を飲む時間に合わせて携帯電話のアラームをセットしたり手帳に記入するなどして、確実に薬を飲むようにします。薬を服用する以外は、健康な人と同じように仕事や家事などの日常生活を送ることができます。

治療を開始した直後は薬の副作用の影響で健康に影響が出る場合がありますが、一定期間が経過すると副作用は軽くなることが知られています。そのため、治療を受けている間もほぼ健康な状態を保ちながら仕事や家事などができます。月に1度だけ専門病院に通院して血液検査を受けて薬を処方してもらう必要がありますが、仕事・運動やその他の生活上の制限はありません。

HIV治療薬を服用する場合は、他の病気にかかって医薬品を使用する際は注意が必要です。中には抗HIVウイルス薬と併用することができないものがあるので、自分で市販薬やサプリメントを購入して使用することはできません。病気にかかった場合は必ず専門病院の診察を受けた上で、治療薬を処方してもらう必要があります。

HIV治療中でも特別な食事制限を受けることはありませんが、免疫力が低下している場合は細菌が多い生ものを避ける必要があります。生野菜は十分に洗い、食中毒で下痢などを起こさないように注意を払うことが求められます。HIV治療は糖尿病や高血圧のように食事制限を受けることはありませんが、免疫力が低下しないように栄養バランスに配慮する必要があります。免疫力が低下していなければペットを飼育することが可能ですが、汚物を処理する際に細菌感染に注意を払う必要があります。

HIV陽性の方は、性行為の際に相手に感染をさせないために必要な処置を講じることが求められます。これに加えて、自分が他の人からHIVを感染させられないようにすることも大切です。HIVはウイルスのタイプがさまざまで、複数の種類のウイルスに感染をしてしまうと有効な治療薬の選択の幅が狭くなってしまうからです。もしも薬剤耐性を持つウイルスに感染すると発症を抑えることができず、死に至る危険があります。抗HIVウイルス薬と併用ができない薬がたくさんあるので、他の性病にも感染しないように注意を払う必要があります。